理事長挨拶

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私が情報アクセシビリティの標準化に取り組み始めて早くも10年がたちました。2004年に国内規格JIS X8341-1(共通指針)を制定したのを皮切りに、08年にはエディターとして国際規格ISO 9241-20も完成させました。これらの標準は、情報アクセシビリティを実現するための技術基準を与える重要な文書と位置付けられています。

しかし標準があっても、それを利用する人がいなければ宝の持ち腐れです。そのため、次の課題は、これらの標準を利用した情報通信機器やサービスを実際に提供していくのを助ける活動を興すことだと考えるに至りました。

高齢者・障害者に対する社会的関心が高まるにつれて、最近ようやくアクセシビリティへの理解も生まれつつあると感じています。そんな折、ウェブアクセシビリティ推進協会が設立に向けて動き出しました。

私は、ウェブが社会の基盤となった今、それが誰でもが利用できるようにすることは重要な社会的課題と考えています。この協会は、ウェブはすべての人にとって使いやすいものであるべき、という理念に賛同する利用者・制作者・提供者によって作られ、今後、アクセシビリティの高いウェブを広く普及するために活動を進めていきます。まさにJIS X8341-3を基にウェブを実際に提供していくのを助ける活動と言えましょう。

設立に賛同したみなさまに押されて理事長という大役を担うことになりましたが、全力では任務を果たしてまいります。皆さまのご支援とご参加を心よりお待ちします。

アクセシビリティ推進協会理事長 山田肇

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