事例紹介
三鷹市ホームページの事例紹介
三鷹市は、平成21年3月にホームページをリニューアルし、平成25年3月に策定したウェブアクセシビリティ方針では、平成26年度末の「JIS X 8341-3:2010」達成等級AA準拠を目標にしています。
リニューアルでは、障害者のユーザ調査結果を基にした問題点の抽出と改善、更に今後のテーマ設定を行いました。
毎月200ページ程の更新・新規作成が行われますが、職員へのアクセシビリティ研修を継続的に実施するとともに、各課に広報主任を配置して組織的にアクセシビリティの維持・向上に取り組んでいます。また、広報主任には、定期的に連絡会議を設けてアクセシビリティに関する最新情報や問題点とその解決方法などの共有を行い、サイト全体でレベル統一を図っています。
更に、市内のウェブ制作業のSOHO事業者にウェブマスター支援を業務委託しており、定期的なサイト巡回チェックを専門家と市民の両方の目線から行い、課題を抽出するとともに職員を支援して的確かつスピーディに課題解決に取り組んでいます。
このような組織的かつ合理的な運用で、「誰もが使いやすいホームページ」を提供しています。
これからも、三鷹市役所のアクセシブルなウェブサイトの維持・運営に大いに期待しています。
JWACで行ったアクセシビリティ診断結果
サイト名称 | 三鷹市ホームページ |
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評価対象URL | ![]() |
HARELの点数※ | トップページ : 80点 |
JIS規格 JIS X 8341-3:2010 達成基準に 配慮している点 |
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JIS規格以外 の工夫点 |
サイト上に支援ツールが用意されており、文字の拡大や読み上げ等が可能になっている。 |
その他 | なし |
JWAC評価時期 | 2013年9月24日 |
※HARELは、NTTDataが提供するJIS X 8341-3:2010に基づいてウェブページのアクセシビリティの達成度をチェックし、点数で表示するウェブサイトです。
※JWACで、自治体1,938サイトからランダムに選んだ20サイトのトップページをHARELでチェックすると平均点が69.0点である。20サイトの最高点は90点、最低点は55点でした。
サイト運営者からのコメント
三鷹市では、平成15年に実施したホームページのリニューアル以来、高齢者、障がい者、利用に不慣れなかたを含め、誰もが必要な情報を支障なく利用できる「ウェブアクセシビリティ」の考え方に基づき、「三鷹市ホームページのバリアフリー指針」(平成18年3月)の策定、高齢者・障がい者によるユーザー評価(平成18年、平成19年、平成21年)、継続的な職員への研修の実施など、「誰もが使いやすいホームページ」の提供に一貫して取り組んできました。
さらに、平成21年3月に実施したホームページのリニューアルでは、必要な情報に迷わずたどり着けるよう情報分類を抜本的に見直したほか、ウェブアクセシビリティの日本工業規格である「JIS X 8341-3」で示された配慮事項に基づいて構築を行いました。
平成22年にJIS規格が「JIS X 8341-3:2010」として改正公示されたことに伴い、JIS規格の指針に基づき平成25年3月に策定した「ウェブアクセシビリティ方針」では、平成27年3月31日までにJIS規格の等級AAに準拠することとし、今後の情報技術革新の動向を注視しつつ、積極的な活用を図り、等級AAAに準拠することを目指していきます。
今後もウェブアクセシビリティの確保と更なる品質向上に向けて取り組みます。
三鷹市ホームページのアクセシビリティへの取り組みについての詳細は、以下のリンクをご参照ください。
リンク: 三鷹市ウェブアクセシビリティ方針
(http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_service/038/038264.html)