アクセシビリティ対応の詳細評価基準

トップページについて

1) すべてのimg要素(画像)にalt属性がある
  1. ツールバーで、[画像] > [img要素のalt属性値を表示]
  2. alt属性の無い画像があるか?
    • 「alt属性がない」というウィンドウが開く(「alt属性の無い画像」がひとつでもある)ときは×。
    • 空白など意味のない画像についても、alt=""が設定されていないといけない。
2) 意味のある画像をCSS背景画像で指定しない
  1. ツールバーで、[画像] > [img要素のalt属性値を表示]
  2. alt属性値が表示されない画像の中に、重要な情報を伝えている画像はあるか(評価項目1で見ておくとよい)。
  3. ツールバーで、[画像] > [CSS背景画像を非表示]
  4. 重要な情報を伝える画像が非表示になっていないか。特に、手順2で抽出された画像が表示されているか。
3) 見出し要素が適切に使われている
  1. ページを見て、見出しである部分(フォントサイズが大きい、フォントが異なるなどの見た目上の違いがあり、それ以後のコンテンツをまとめた文言になっている)を抽出する。
  2. ツールバーで、[構造] > [見出し(h1-h6要素)を表示]
  3. 手順1で抽出された部分に見出し要素が使われているか。
  4. 見出しではないところ(強調など)に見出し要素が使われていないか。

    注)見出しの階層は考慮しない。
    見出しはh1から始まっていなくてもよい。
    見出しはh1から順番に増えなくてもよい。

4) ページを開いても自動で音声が再生されない
  1. ページを開くと、音声が再生されるか。
  2. 再生された音声は、3秒以内に停止するか。
  3. 音声が3秒以内に停止しない場合、ユーザが停止させる手段(停止ボタンなど)があるか。
5) 200%に拡大しても問題無く利用できる
  1. ブラウザの設定を変更(IEであれば[表示] > [拡大] > [200%])し、ページを200%に拡大して表示させる。
  2. 文字が重なるなど見づらいところがないか。
6) すべてキーボード操作可能である
  1. Tabキーを押していくと、フォーカスが移動できなくなる(トラップされる)部分がないか。
  2. マウスで操作できることが、キーボードでも操作できるか。
7) 動き、点滅、スクロールしない
  1. ページを開いたときに、動き、点滅、(自動)スクロールする部分を抽出する。
  2. 動き、点滅、(自動)スクロールする部分が、5秒以内に停止するか。
  3. 手順1で抽出された部分が5秒以内に停止しない場合、ユーザが一時停止、停止、非表示させる手段(停止ボタンなど)があるか。
    注) 停止などの手段はキーボードでも操作できる必要がある。
8) メニューを読み飛ばす機能がある(AかBのうち1個以上満たせばよい)
A) メニューを読み飛ばすページ内リンクがある
  1. 「本文へ」というリンクが表示されているか。 「No」なら手順2へ
    • (1) リンクをクリックすると、本文部分へ移動するか。

    注)本文部分がどこかは、ページを見て判断する。

  2. リンクがCSSで隠されている(表示範囲外に表示)か?
    • (1) ツールバーで、[CSS] > [CSSを無効にする]
    • (2) 「本文へ」というリンクがあるか。 「No」なら手順3へ
    • (3) リンクをクリックすると、本文部分へ移動するか。
    • (4) リンクをたどると、本文部分へ移動できるか。
  3. リンクがリンク画像(透明で小さな画像)で隠されているか?
    • (1) ツールバーで、[画像] > [img要素のalt属性値を表示]
    • (2) 「本文へ」というリンクがあるか。
    • (3) リンクをクリックすると、本文部分へ移動するか。
    • (4) リンクをたどると、本文部分へ移動できるか。
B) 本文を示す見出し要素がある
  1. 本文部分を示す見出しがあるか。
  2. 手順1の見出し部分が見出し(h1~h6)要素でマークアップされているか。

注) 見出しの内容によって本文部分であることを示していなくてもよいこととする。
見出しが「本文」などという文言でなくてよい。

トップページおよびトップページからのリンクがあるページについて

9) アクセシビリティに関する記述がある
  • 1) アクセシビリティに関する説明のあるページへのリンクがあるか。

注)アクセシビリティに関する記述については、「アクセシビリティ」という用語がなくても、 アクセシビリティに配慮する内容が含まれていればよい。

10) 複数の問合せ手段がある(下記のAからEのうち2個以上満たせばよい)
  • A) 電話
  • B) ファックス
  • C) 住所
  • D) 電子メール
  • E) フォーム
  1. 調査対象サイトのトップページ、または、トップページからワンクリックで移動できるページに連絡先があるか。
    • 注1)お問い合わせ先については、サイトについての問い合わせをするもののみを対象とする。
      **課への問い合わせ、市への意見などの連絡先は対象外とする。
    • 注2)1クリックで移動したページにはフォームがなく、さらに移動したページにフォームがあっても(実質2クリックとなるが)よいものとする。

※ツールバーとは、Web Accessibility Toolbar(https://weba11y.jp/tools/wat/index.html)というアクセシビリティのチェックを行う際に使用するツールである。

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