連載記事ウェブアクセシビリティを知ろう

連載16:みなさんにもできるアクセシビリティ対応をご紹介!

田中 章仁(NTTクラルティ株式会社)
2021年7月7日

この連載をお読みになっている方は、ウェブアクセシビリティに興味を持っていると思いますが、普段からアクセシビリティへの配慮をして生活していますか?

ウェブサイト制作をしている方は「はい」と答えてくれるかもしれませんが、普段はあまり考えていないことも多いのではないでしょうか?

ということで、みなさんにもできるアクセシビリティへの配慮をご紹介!それは

「SNSに写真をアップするときに、どのような写真なのか説明をつける」

です。

SNSに投稿された文章はスクリーンリーダーで読み上げられますが、以前書いたとおり、スクリーンリーダーは写真にどのようなものが写っているのかを詳しくは教えてくれません(※)
以前SNSで、お気に入りの本の紹介をすることを目的に本の表紙写真を投稿することが流行りましたが、視覚障がい者の私には、何の本が紹介されているのかわからないということが多くありました。

みなさんの中にも、写真をSNSによく投稿するという方もいるのではないでしょうか?
特に、知人に視覚障がい者がいる場合は、どんな写真なのか説明を入れてもらえたらと思っています。

「きれいな風景」や「面白い場面」などなど、みなさんの発信した情報をできるだけ多くの人に届くようにしてみましょう。

「アクセシビリティ配慮」の第一歩です!

※:SNSによっては、自動的に簡単な説明をつけてくれる場合もありますが、「立っている人」「食べ物」のように簡単な説明だけのことが多いです。

あたり一面のひまわり畑と青空の写真

ページの先頭に戻る