アクセシビリティとデザイン、ユーザビリティについて

Q

アクセシビリティに配慮した情報アーキテクチャとビジュアルデザインはどうすればよいですか。

A

アクセシビリティに配慮したサイトの情報アーキテクチャやレイアウトは、コンテンツの意味を適切にマークアップすることから始まると思います。JWACサイトでの情報発信でもこれに触れていきたいと思います。(2021年2月22日回答)

Q

「市のホームページはわかりづらい」という意見を市民からいただきます。アクセシビリティに配慮したうえで、健常者も読む気が湧くようなホームページにするにはどうすればよいですか。

A

ウェブサイトには、アクセシビリティだけではなくてユーザビリティやUX(ユーザ体験)も求められると思います。サイト制作のプロセスの中にアクセシビリティ対応を当然のこととして取り込んでいくことで、アクセシビリティに配慮したうえで障害がないユーザにも使いやすく楽しめるWebサイトが実現できると思います。そのヒントをJWACのサイトや活動で得てください。(2021年2月22日回答)

Q

障害者のために利用しやすいホームページを作成することは重要だと理解できますが、配慮の仕方によっては健常者にとって利用しにくいホームページになるのではないでしょうか。

A

健常者にとって利用しにくいホームページになることはありません。ウェブの特性として、CSSを用いてユーザーに合わせた表現ができることがあります。つまり紙メディアなどとは異なり、多様な利用者に合わせたユニバーサルデザインがしやすいのがウェブメディアです。従って、アクセシビリティに配慮したために障害を持たないユーザーが利用しにくくなる心配をするより、まずはアクセシビリティに配慮することが大事です。ウェブを創ったTim Berners-Leeも、ウェブの本質は誰にでも使えることだと言っています。さらに詳しい内容はJWACのサイトで情報発信していく予定です。

Q

アクセシビリティとデザイン性がイコールにならないと感じます。どちらを優先すべきでしょうか。

A

アクセシビリティは個人情報保護や知的財産権保護同様に、サイトに求められる基本的な品質だと思います。いくらデザインに凝っても、基本的な品質が悪いサイトをユーザが信頼して使いたいと思うでしょうか。瞬間的な注目を集めても、長期的には使いにくい信頼できないサイトとユーザに思われるのではないかと思います。